☆旧見付学校☆
こんにちは
旧赤松家記念館に続いて、旧見付学校へ行ってまいりました!
旧見付学校とは、磐田のシンボルといわれる建造物で、
現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎です。
因みに開校は明治8年です。(いまから約148年前…)
元々、1872年に学生発布をうけ、宣光寺・省光寺を仮校舎として子供たちが勉強しておりました。
愛知県の建築家 「伊藤平右衛門」へ委嘱し、作られました。
現在は教育資料館として、教育資料の展示や授業風景を再現しております。
しかも旧見付学校は国の史跡に指定されており、同じく旧見付学校の北側には
大久保忠尚が建てたといわれる磐田文庫といわれる昔の図書館がございます。
こちらも国の史跡になっております。
そんな魅力あふれる旧見付学校について紹介していきたいと思います。
佇まいが凛としていて輝いております。
現在の旧見付学校の外装は当時のフォルムとは少し違い、1883年に3階の増築工事をされ今の形になりました。
開校した当初の特徴として、基礎石積みの上に木造擬洋風2階建てで屋上があり、さらに上に二層の楼が重ねられ
二階二層となっていました。
過去の建物のジオラマが飾られていたので、撮ってみました
ジオラマでは、人探しクイズをしていたのでぜひ訪れた際はチャレンジしてみてくださいね
館内では、さまざまな展示スペースがありました!
私が最初に訪れたのが当時の授業風景を再現されているスペースです。
先生が前に立ち教えるのは今も昔も変わらないですね
因みに机の上に置かれている小さな黒板のようなものは、『石盤』といい、
今でいうノートの役割を果たしていました。
石盤は当時紙がとても貴重だったために使われていました。
因みに石盤に実際に書くこともできます!(しっかりルールを守って使いましょう)
違う展示スペースでは、旧見付学校ができた歴史や学校の資料
学生たちが当時所持していた教科書、学校を建設した人物たちの歴史まで深く掘り下げされています。
また、明治時代の暮らし方や当時使われていた日用品もありとても興味深くて面白かったです。
暮らしの部分でもいくつか体験できる品物がいくつかあり、
印象的だったのは『石臼』でした!
大豆を石臼にいれ、ぐるぐると回すとできるものが…
体験してみると石臼がずっしりと重く、すこし大変でしたが楽しかったです!
今は機械で何でもこなせる時代なので現代の進化を感じ、物を大切にしようを思いました。
5階まで上がってみると…
このような感じになっており、元々はあの家康の窮地を救ったと伝えられる『伝酒井之太鼓』がおかれていた場所です。
この学校ができた明治8年から大正中頃まで、児童の登下校の合図や正午の時報として、毎日打ち慣らされていたようです。
太鼓の音は児童だけでなく、見付町民の生活の音としても親しまれ、学校から1km離れたところでも
はっきりと聞こえていたようです
いろんな人に親しまれる音とはとても贅沢ですよね。
また旧見付学校にあるもう一つの国の史跡
『磐田文庫』
磐田文庫は学校の隣にある、淡海国玉神社の神官 大久保忠尚が、寄付と私財を合わせ
元治元年4月に設立した私設図書館です。
なかでは1階のみ見学ができるのですが、大久保忠尚が勉学を教えていたため
門下生たちの勉強机や棚などが置かれていました。
その時代の空気感が入っただけで感じることができる不思議な建物です
今回紹介した旧見付学校・磐田文庫は
磐田駅から車で約10分。
磐田駅からバスだと 磐田駅北口1番乗り場から遠鉄バス80見付・磐田営業所行きを乗車
「旧見付学校」を下車後徒歩5分で着きます。
徒歩ですと、約24分ほど。
休日のお出かけスポットにいかがでしょうか
ぜひ磐田の歴史を体験してみて下さい!
nagisa
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