★掛塚まつり★
今週のSBSラジオ【磐田情報局】は、
10月17日(土)、18日(日)に開催される
『掛塚まつり』についてご紹介しました
ご出演いただいたのは、、、
掛塚まつり本部の 名倉慎一郎さん
掛塚は明治のころまで、天竜川上流域の木材などを、
江戸、大阪に積み出す湊町として栄えていました
そのため、廻船問屋や船頭などを中心に、航海の無事を祈る祭りが行われてきました
この廻船業で得た富を背景に、豪華な屋台が作られ、
神輿渡御のあとについて町中を引き回されるのが掛塚の祭りだそうです
そして、掛塚まつりのお囃子は、大変特徴があって、貴重な文化財としても知られています
お囃子の起源は、宗良親王が白羽の湊に漂着したときに伝えられたと言われています
県内の祭囃子は、江戸の神田囃子系のものが多いのですが、
掛塚の囃子はこれとは全く違うそうです
神社に入る時や出る時は勇壮な曲が囃されますが、祭りが終わって帰る時は、
『おくげん囃子』という荘重な曲になります
また、町内を引き回すときは、神楽囃子や馬鹿囃子というように場面によって使い分けています
ぜひ最後まで見学していただいて、『おくげん囃子』を聞いてみて下さいね
屋台囃子保存会は、子供達の教育にも力を入れていて、
貴重な文化財を後世に残す為に努力しているそうです
それから、掛塚の屋台は、
江戸の末から明治頃にかけて作られたものが多く、製作年代もふるく、
諏訪の名工、立川和四郎の製作であったり、和四郎の彫刻が施されていたり、
著名な工匠の系譜をひく貴重な屋台として市の指定文化財になっています
特徴は、四輪で唐破風一層の屋台です
遠州は二輪の山車が多いですが、天竜川の流域は、掛塚型の屋台が分布しています
浜松も四輪ですが、屋根が二層になったものが多いそうです
また、古い形式を残していますので、カジやブレーキなどはなく、
すべて人間の力でコントロールしています
提灯も全てロウソクを用いていますので、大変柔らかな感じがします
彫り物は、立川流だけではなく掛塚の大工や名古屋、関東の彫師のものもあります
とても情緒あふれるお祭りですね~
屋台は貴船神社に集まりますので、その時に神社に行っていただければ見ることが出来るそうです
土曜日は夕方から夜にかけて、
日曜日は午前中屋台が集まり、お昼に神社を出発、そして夕方もう一度神社に戻ります
日曜日の午前中、お祭りの神事があり、それが終わった後、神輿渡御の行列がお発ちになります
屋台のミニチュアのような神輿や竹馬と呼ばれる先払いなど独特の祭り風景が見物できますよ
貴船神社へは、磐田駅、浜松駅からバスがあります
いずれも掛塚で降りて下さい★
自家用車の場合は、天竜川の河川敷が駐車場となっています
まつりの期間は、原則として掛塚の町の中には車が入れないのでご注意ください
古くから伝わるお囃子を聞きに、
そして豪華絢爛な屋台を見に、
ぜひ、見物しに行ってみてくださいね~
また、掛塚湊の繁栄の歴史を今に伝える明治の豪商・廻船問屋『津倉家』が一般公開されます
掛塚まつりと併せて、見学してみてください
10月16日(金)の放送分は、来週10月23日(金)まで
磐田市役所ホームページで、音声配信にてお聴きいただけます♪
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shisei/kouhou/iport/index.php
来週の放送もお楽しみに~★
AS
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