旧津倉家住宅の見学会
明日3月14日(土)と15日(日)に
『旧津倉家住宅』の見学会が実施されます
そこで、本日のSBSラジオ【磐田情報局】では
歴史文書館館長の佐藤喜好さんにご出演いただき、
見学会の詳しい内容をご紹介しました
旧津倉家は、ご遺族の意向により、
今年になって土地建物が市に寄附されました
天竜川の河口に築かれた掛塚湊は
江戸時代から水運業の拠点として栄えており、
津倉家は廻船問屋として天竜川上流の木材などの運搬に従事し、
掛塚の中でも有数の規模を誇る豪商だったそうです
旧津倉家は、掛塚湊の歴史を今に伝える建物で、貴重な文化財
明治22年に建てられたという主屋は、木造2階建て瓦葺きで、
道路に面した正面は伝統的仕様の格子窓が見られます!
この建物に、昭和10年に造られた洋風建物部分がつながっている
という構造になっています
建物内部の奥には、広さ10畳の和室が南北に配置され、
この二間を隔てる襖には
幕末の画家である福田半香や平井顕斎の山水画が描かれています
(因みに、福田半香は見付出身とのこと)
この襖絵は、市の指定文化財になっています
洋間は、ヨーロッパから見た中国趣向といわれる
「シノワズリ」をテーマとして設計・建築されています
内部は17.5畳の板間で、東側に模造暖炉を置き、
応接セットが当時のまま置かれています
当時東京などで流行していた「洋館付在宅」
(和風住宅の一部のみを洋風にし、応接間としたもの)
を意識して増築したものと考えられています
敷地内にはお蔵が2棟あり、そのうち1棟は伊豆石の蔵です
見学会は、14日(土)・15日(日)ともに午前の部は9時30分から正午まで、
午後の部は、13時から15時30分までです
事前の申し込みは不要ですので、
参加希望の方は、直接旧津倉家までお越し下さい
旧津倉家は、国道150号「白羽交差点」南西およそ200mのところにあります
見学会では、伊藤さんの他に文化財課の職員がガイドします
お車でお越しの方は、国道150号掛塚下天竜川河川敷へ駐車をお願いします
バスをご利用の方は、遠鉄バス「掛塚」バス停で下車して下さい
たくさんの方のご参加をお待ちしています(^^)ノシ
3月13日放送分は3月19日(木)まで
磐田市役所ホームページで音声配信にてお聴きいただけます♫
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shisei/kouhou/iport/index.php
来週の放送もお楽しみに♪♪♪
noriko
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