春香る、おひな様展
もうすぐひな祭りですね
ひな人形を飾っているご家庭も多いと思いますが、
磐田市立野にある香りの博物館では
現在『春香る、おひな様展』と題して、
数々のひな飾りをご紹介する企画展が開催されています!
そこで、今週のSBSラジオ【磐田情報局】では
そんな素敵なイベントについて
香りの博物館の副館長兼学芸員でいらっしゃる
大石由賀利さんに詳しい内容や見どころをお聞きしました
本企画展で展示しているひな人形は、古くは江戸時代から、
明治・大正のおひな様や、段飾りの一番上に京都御所を置き、
その中にお内裏様とおひな様をあつらえた
雅やかな「御殿飾り」もご覧いただけます
また、昭和に入って流行したケース入りのおひな様や
一つ一つ手縫いで作られた愛らしい「吊るし雛」もあり、
様々なひな人形から日本の歴史や文化を感じていただくことができます
特に注目していただきたいというのが、一番古い江戸時代の内裏雛
おひな様が、天冠(てんかん)と呼ばれる非常に大きくて
豪華な飾りの付いた冠をかぶっているのが特徴とのこと
顔が丸く、目は細く少しつりあがっていて
「古今雛」と言われるものなんだそう!
そして古い時代のおひな様は、
現在のものと並び方が反対になっているそうです
日本では古来から目上の人は自分より左側と決まっていて、
それが明治時代に西洋文化が日本に入った頃から
逆の置き方になったそうです
それから、京都御所が置かれる「御殿飾り」は
この辺りの地域ではあまり見ることはないですが、
主に関西地方で飾られていたそう
本展では、土で作られた珍しい土人形のおひな様も
展示されています
また、企画展の他にも、香りの博物館ならではの
「春の香り」を楽しめるコーナーがあります
桃、桜、梅、沈丁花、水仙、菜の花など
春の花の香りを体験することができます
どれも甘くてみずみずしい香りで、おひな様をご覧いただきながら
春の訪れを一足早く感じることができます
因みに、既に定員に達してしまっているのですが、
企画展関連イベントとして3月7日には
「匂い袋&文香(ふみこう)づくり」が開催されます
「匂い袋」は、白檀・丁字・竜脳・桂皮などの天然香料を刻んで混ぜ合わせ、
袋に詰めたもので、奈良時代から人々に使われてきました
鞄に入れたり、タンスに入れて衣類に香りをほのかに映して使用します
防虫効果にも優れているとか
それから、薄いタイプの「文香」と呼ばれるものは、
しおりの代わりに本に挟んだり、
封筒の中に手紙と一緒に入れて香りを相手に送ります
相手に印象が残るおしゃれな使い方ですよね
さらに、香りの博物館では、
香りの調香体験など常設で楽しむことができるコーナーもあります!
香りの調香体験は、コンピューターで香りの診断をして、
そのレシピに従って自分だけの香りを調合し、
世界に一つしかないオリジナルの香りづくりが楽しめる体験です
ミュージアムショップもあります!
企画展に合わせて可愛らしいウサギのおひな様や
桜の香りのハンドクリームなど、春のグッズがたくさん
来館の記念や贈り物に是非ご利用下さい
それからそれから!
カフェテラスでは、アロマテラピー・ハーブ・香水・お香など
約200冊程の香りの図書がありますので、
お好きな本を読みながらカフェでくつろぎの時間をお過ごしいただけます
香りの博物館はJR東海道線「豊田町」下車、北口より徒歩5分ほどなので
遠方からお越しの方にとってもアクセス抜群です)))
開館時間は、9:30~17:00(加工体験は16:00受付終了)
休館日は、月曜日(祝日の場合は翌火曜日)です
入館料は、1F(体験コーナー・ミュージアムショップ)は入館無料
2F(企画展示)は一般300円、学生(高校生以上)200円、
小中学生100円です
当企画展は3月15日(日)まで開催していますので、
是非お出かけ下さいね
2月27日放送分は3月5日(木)まで
磐田市役所ホームページで音声配信にてお聴きいただけます♫
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shisei/kouhou/iport/index.php
来週の放送もお楽しみに♪♪♪
noriko
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