しっぺい太郎物語
『ゆるキャラグランプリ2014』開催中です
磐田市イメージキャラクター「しっぺい」は
現在15位
投票は10月20日(月)までなので
まだまだ上位入賞のチャンスはあります
目指すは頂!!
頂をいただきたい!!
皆さん、引き続き応援して下さいね
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000430
ところで、しっぺいが
市内に伝わる霊犬伝説「悉平(しっぺい)太郎」をモチーフにした
キャラクターというのはご存知の方も多いと思いますが、
「悉平太郎伝説」について、どんな物語なのかは知っていますか?
悉平太郎の銅像がある矢奈比売神社(見付天神)では、
毎年、旧暦8月10日直前の土日に
国の重要無形民俗「見付天神裸祭」が盛大に行われていますが、
その昔は、「泣き祭り」と言われていて
人身御供(ひとみごくう)という、悲しい「しきたり」があったそうです
毎年8月初めに、どこからともなく一軒の家に白羽の矢が突き刺さり、
矢が立てられた家は、その家に住む年頃の娘を白木の箱に入れて
矢奈比売神社へお供えしなければなりませんでした
ある年、雲水僧が見付の宿場町へ立ち寄り、
この泣き祭りの話を聞いて哀れに思い、何とかならないものかと
苦心難行の修法をしたそうです
その結果、これは山の神ではなく妖怪の仕業だということが分かったそうです
さらに、修法の中でその妖怪が
「信濃の国(今の長野県)の悉平太郎に知らせるな。悉平太郎が怖い」
と口にしているのを聞き、それを聞いた雲水僧は、悉平太郎を探す旅に出ました
信濃の国へ行き、悉平太郎を探しているうちに、悉平太郎が人ではなく
光前寺で飼われている骨格のたくましい猛犬だということが分かり、
寺僧に事情を話して、悉平太郎を貸してほしいとお願いしたところ、
「見付の人々が救われるのならば」と承諾してくれたので
悉平太郎を連れて見付へ戻ることになったそうです
それから、翌年の8月になって、また一軒の家に白羽の矢が立ちました
その家の娘の代わりに、悉平太郎を白木の箱に入れて
神社の前に置き、しばらくすると妖怪が現れました
妖怪が箱を開けるやいなや、中にいた悉平太郎は
猛然と飛び出して、妖怪に飛び掛かりました
長い格闘の末、ついに悉平太郎は妖怪を退治しました
倒れた妖怪を見ると、それが年老いたヒヒであることが分かりました
ヒヒを退治した悉平太郎も負傷していましたが、幸いにも生きており、
村の人々は、悉平太郎に深く感謝して光前寺に送り届けたといいます
悉平太郎の後日談は諸説あり、
光前寺へ辿り着くと同時に亡くなったという説や、帰路で亡くなったという説、
見付の地で倒れたため、人々が見付天神横へ山神として祀ったとも言われています
いずれにしても、人々のため立派に闘った悉平太郎へ感謝を込めて弔いのために
光前寺には大般若経が奉納され、寺の宝物として現在も残されていますし、
昭和10年には、見付のつつじ公園内に悉平太郎をお祀りする霊犬神社が建立され
ペットを愛する人たちに崇敬されています
そして、この伝説を由縁に、磐田市と光前寺のある駒ケ根市は
昭和42年から友好都市を結んでいて、
悉平太郎ゆかりの地を訪ねる駒ケ根ツアーなどを開催したりと
交流を深めています
因みに、駒ケ根では悉平太郎は「早太郎」と呼ばれ親しまれています
磐田市民の方は、この悉平太郎伝説を知っている方が多いですが、
市外の方にも、磐田市イメージキャラクター「しっぺい」のモデルとなった
悉平太郎の伝説について知っていただけるように
これまで市内の公共施設で人形劇や紙芝居を行ってきましたが、
なんと30年前は、この悉平太郎を題材にしたミュージカルが
磐田青年会議所の20周年記念事業として
磐田市民文化会館で行われていたそうです
プロの役者をはじめ、磐田市民が200人も参加した
壮大なミュージカルだったようです
あれから30年・・・
磐田青年会議所は今年で50周年を迎えました
それも受けて、来る9月21日(日)に
30年前に行ったミュージカル『しっぺい太郎物語』の
DVDによる上映会を開催することになりました
会場は、磐田市総合健康福祉会館(iプラザ)で
時間は、13:30~です
入場は無料!!
市民の方はもちろん、市外の方も大歓迎です
是非、観に来て下さい
しっぺいも登場しますよぉ
因みに、磐田市観光案内所では、
一足先に本ミュージカルのDVDを上映していますので、
当日、予定があって観に行けない方や
少し予習しておきたいという方は、是非ご覧下さいね★
noriko
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