平和への願いを新たに・・・広島平和記念式典小中学生派遣事業
暑い日が続いていますが、皆さま夏を満喫していますでしょうか?
学生さんは夏休み真っ只中ということもあって
色々なところに出掛けたり、夏ならではの体験をしたりと
充実した毎日を過ごしていることと思います
今週放送したSBSラジオ【磐田情報局】では
そんな夏休みを満喫中の学生さん二人をお迎えしました
磐田中部小学校6年生の高木あかねさんと
豊岡中学校3年生の彦坂心さんです
実はお二人、先日とても貴重な体験をされたんですよ
それは、8月6日に広島市で開催された
「平和記念式典」への参列です
磐田市長や教育長と一緒に磐田市内の34人の小中学生のうちの
お二人として参列されました!
高木さんは、広島を訪れたのは2回目のようで、
広島の方々がみんなで平和を願っているのが印象に残ったそうです
彦坂さんは、広島に来るのは初めてだったそうで、
思っていたよりも都会な感じで、69年前を想像できない景色だったとのこと
実際に平和記念式典に参列された時に感じたこととして、
高木さんは、戦争でお年寄りの方から子どもまで多くの人々が命を落としたこと、
その人たちはみんな平和を願っていたと思うこと、
また、自分も同じように願っていることを語ってくださり、
平和を願う気持ちをいつまでも忘れず、小さなことでもいいから
自分のできることをやっていきたいとおっしゃっていました
彦坂さんは、年々、実際に原爆を体験した人が減少してきているので
これからは自分たちが原爆についての歴史を
語り継いでいかなければならないとお話してくださいました
平和記念式典という貴重な式典に参列して、
平和への願いがよりいっそう強くなったようですね
平和祈念式典の前日には、被爆桜で知られる安田女子高校を訪問したり、
平和記念公園・原爆資料館などを見学したりしたそうです
安田女子高校にある慰霊碑には原爆の被害に遭い、
亡くなられた生徒、先生の名前が記されていたそうで、
彦坂さんは、その生徒さんは女性の方だという話を聞いて
何の関係もない自分たちと同じ年の人々が
学校疎開の時に命を落としたと考えると、
戦争は無差別で意味のないものだと思ったそうです
また、その中でも生き残った被爆桜は、とても強くたくましいと感じたと
お話しされていました
原爆資料館には、爆弾が落とされた後の人や物の写真と実物があり、
罪のない人が何人も亡くなっていることに対して
たった一つしかない命を大切にしていかなければならないと改めて感じたと
高木さんはおっしゃっていました
広島では、小学生と中学生がチームを組んで行動されたそうで、
お二人とも、はじめは不安や緊張があったそうですが、
だんだんと打ち解けてきて、平和の大切さを話し合ったり、
意見交換をしたりと、交流が深まったそうです
最後にお二人の将来の夢を伺いました
高木さんは、「医療に関する仕事に就いて、一人でも多くの命を救いたい」
彦坂さんは、心理関係の仕事に就きたいそうで、
「多くの人の悩みや心の病気を和らげたり、その人の考えが犯罪などの
悪い方向に向かわないようにする取り組みをして、
思いやりのある世界をつくりたい」
という立派なお答えをいただきました
原爆がもたらした多くの被害、恐ろしさを忘れないために、
これからも命の尊さ、平和の大切さを
後世に語り継いでいかなければなりませんね
今週の放送分は8月14日(木)まで
磐田市役所ホームページで音声配信にてお聴きいただけます♫
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shisei/kouhou/iport/index.php
来週の放送もお楽しみに♪
noriko
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