自然の宝庫!桶ケ谷沼ビジターセンター
磐田市には自然の宝庫である「桶ケ谷沼」があります
桶ケ谷沼というと、春の菜の花や夏の昆虫の印象が強いですが、
寒い季節だからこそ楽しめるものも多いんですよ
先日お届けしたSBSラジオ【磐田情報局】では
桶ケ谷沼ビジターセンターのセンター長でいらっしゃる福井順治さんを
ゲストにお迎えし、貴重なお話しをたくさん聞くことができました
桶ケ谷沼は “トンボの楽園” として知られていますが、
今年、その保護活動が認められ
「第35回サントリー地域文化賞」を受賞されました
長年にわたって、地域の方々と行政とが一体となって取り組んできた
創意工夫の歩みが高く評価されたということなので
本当に喜ばしいことですよね
桶ケ谷沼は、静岡県の自然環境保全地域に指定されて
保護されていますが、良い環境を維持するためには
やはり私たちの想像以上に、色々と難しい課題があるそうで。。。
そんな中、表彰でこうした活動が注目されたことは
大きな励ましとなり、また新たな気持ちで取り組んでいこうと思ったと
福井さんはお話しされていました
ちなみに11月15日(金)まで、
磐田市役所の本庁舎1階の展示ブースにおいて
このサントリー地域文化賞の展示を行っています
桶ケ谷沼トンボの楽園づくりの活動を紹介していますので
市役所にお越しの際は是非ご覧くださいね
そんなトンボの楽園である桶ケ谷沼では
季節ごとに様々なトンボを観察することができます
毎年10月は赤トンボが観られますが、
秋も深まったこの時期になると少なくなってきており、
代わりに、カモ類などの冬鳥が少しずつ増えてきているようです
寒い時期は野鳥の観察に来る人が多くなるそうですよ
また、ここ数年、11月に冬の使者「コハクチョウ」が飛来しているとのこと
昨年は16日に、一昨年は5日だったそうです
福井さんのお話によると、いずれも最初は5羽が見つかったそうですが、
いつも一緒に行動しているわけではないので、全部で何羽が飛来してきたのかが
分かりにくいとのこと。。。
コハクチョウの飛来は、
春のトンボのシーズン開始を告げるベッコウトンボの羽化と並んで
冬鳥のシーズンを告げるニュースとして、毎回報道されています
コハクチョウはいつも桶ケ谷沼にいるわけではなくて、
最近だと、桶ケ谷沼の北側にある鶴ケ池の方にいくことが多く、
さらには天竜川や太田川へ行ったりもしているそうなので
残念ながら毎回見られるというわけではないみたいです
ちなみに今年はまだ飛来していないそうです
気象条件など飛来の兆候は分析されたことがなく
いつ飛んでくるかはコハクチョウ次第とのこと
コハクチョウの飛来はもちろん、
桶ケ谷沼ビジターセンターでは月ごとに色々な催しが行われています
11月3日は樹木と木の実の観察会が開催され、
12月15日には木の実やつる草などの自然の材料使った
環境にやさしい工作教室が行われる予定です
1月には冬鳥を目的にした野鳥観察会、
2月には冬眠している昆虫を探し出す冬の昆虫観察会があります★
そしてただ今、ビジターセンターでは、郷土の植物研究家だった
故黒沢美房さんが遺された郷土の山野草の写真展が開催されています
今では見られなくなった草花を含む貴重な写真を見ることができますよ
是非、自然を身近に感じられる桶ケ谷沼ビジターセンターへ
遊びに来て下さいね
noriko
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